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不測の事故に備えようとする多数の人々

保険会社は不測の事故に備えようとする多数の人々と保険契約を結び、その契約内容が明記された保険証書を発行して、その購入者(保険加入者)から保険料を徴収し、所定の事故が発生したときに、契約した保険金を支払うことを業務とする。保険会社は払い込まれた保険料を事故の発生に備えて積み立てつつ、企業等に貸し付けたり(借入証書の購入)、資本市場(証券市場)で債券や株式などの本源的証券に投資したりして利益をあげようとする。生命保険(以下、生保)の場合は、死亡率をほぼ正確に推定でき、かつ、長期にわたる契約が多いため、その資金は長期的かつ安定的である。そこで、生保の資産運用には長期の貸付や株式の長期保有が多く、生保は長期金融機関の性格が強い。生命保険の種類には、被保険者が死亡したときに保険金を支払う死亡保険(定期保険)、被保険者が一定の期間生存していることを条件に保険金を支払う生存保険(貯蓄保険、個人年金保険など)、および両者を併用した混合保険(養老保険等)などがある。それに対して、損害保険には火災保険、海上保険、自動車保険、賠償責任保険などがある。これらのうちでは、モータリゼーションの進展を反映して、自動車保険が多く、全体の四割を占めている。保険契約において、保険加入者に発行される保険証書が間接証券である。

狭義の資本収支が八〇〇〇の黒字

狭義の資本収支が八〇〇〇の黒字であることは、この国の外為銀行を除いた民間部門が短期の貿易金融や長期の証券発行などの方法によって、八〇〇〇の資金を外国から調達することによって、右の不足資金一万のうち八〇%を埋めたこと意味する。これを、経常収支赤字のうち八〇%は、外為銀行を除いた民間部門による対外債務の増加(外国からの借り入れ)によってファイナンスされたという。残る二〇〇〇の不足資金は、外為銀行と公的部門によってファイナンスされている。そのうち、一六○○は外為銀行が外国から短期で借り入れて、四〇〇は公的部門が外貨準備を取り崩すか、保有していたその他の対外資産を売却するかして、ファイナンスしたことになる。外為銀行を初めとする民間部門が外国から資金を借りる場合には、ユーロ市場が利用される場合が多い。それは、ユーロ市場は規制の少ない、自由で機動性に富んだ市場であり、その市場では、経常収支の黒字国の民間部門がその黒字分を運用しようとして、資金の借り手を絶えず探しているからである。

為替相場と密接な関係にある国内の短期金融市場

外為取引だけでなく、為替相場と密接な関係にある国内の短期金融市場、株式・債券市場、金融先物市場の取引もできる体制を敷いています。世界各国の証券市場も連携を深めています。米国債などは世界の主要市場すべてで取引されているほか、各国の大企業が外国の株式市場に上場するケースも増え、「24時間取引」の対象になってきているからです。具体的には各国市場間で相場情報、上場手続き、資金の受け渡し、インサイダー取引(内部情報を利用した証券の不正取引)の防止策などで各国の当局者が提携・統一化の作業を進めています。株式市場の開く時間を早めるなどして「24時間取引」の体制を整える動きもあります。今度も株式市場における規定は厳しくなるものだと考えられます。