コンピュータウイルスはやはり危険

たびたび誤解をもって論じられるのが、「コンピュータウイルス」である。記憶に新しいかもしれないが、2000年5月に「ラブレター」というウイルスが発生した。これは、「アイラブユ−」という添付ファイルを開くと発病するもので、わずか1、2日のうちに全世界に広まり、大手企業のネットワークシステムが停止するほどの被害を引き起こした。こうしたニュースの影響で、会う人ごとに「ウイルスが怖いですねえ」という話になる。

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しかし、最低限の知識と注意力さえあれば、ウイルスをなんら恐れる必要はない。怖いのは、誤った知識によって引き起こされるパニックや、注意不足によるウイルスの拡散だ。ウイルスについて簡単に解説しておくと、ファイルやディスクに寄生する小さなプログラムのことである。ウイルスのほとんどは数百バイトという小さなサイズであり、パソコンのどこかにウイルスが「感染」したとしてもなかなか気づかない。ウイルスに感染したファイルやディスクを開くとウイルスプログラムも同時に動き出し、他のファイルやディスクにもウイルスプログラムをコピーする。ウイルスの特徴はまさにこの点で、自己を「増殖」させる機能を備えているのだ。

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